名古屋会館落慶 座談会

顕正新聞 平成26年11月15日号掲載 前回に引き続き名古屋会館落慶座談会の記事を紹介します

目次

「破闇満願」の闇とは

 落慶座談会(平成26年10/28)は、名古屋会館2階講堂で行われ、その様子は第2会場の日本ガイシフォーラムへも中継された。講堂の額の法語「破闇満願」について、それは南無阿弥陀仏のお力であり、破られる闇とは何かを詳しくご教導いただいた。また祝賀会でも質疑応答があり、ともに参加した地元学徒から感想を聞いた。

「闇」は本願を疑う心

橋本さん

 火の中をかき分けても聞かなくてはならない、重い問題が私たちの一大事の後生なのに、必ずやってくる後生の重さ・大変さが分からないのも煩悩であり、そんな煩悩具足の私を救うと誓われているのが阿弥陀仏の本願、と教えていただいたことが大変心に残りました。

 また、今宵とも知れない後生なのに、「なぜもっと真剣に聞けないのか」と思うのは、真剣に聞ける自分だと思っているからであり、阿弥陀仏は〝後生を一大事と思えない、そんな者を救う〟と誓われている。それを、「真剣にならないと大船に乗れないのではないか」と阿弥陀仏の本願を疑っているとは、私たちの迷いの深さを改めて知らされました。

 南無阿弥陀仏のお力でこの闇(疑い)が破られ、自分の姿がハッキリ知らされるまで、真剣に聞かせていただきます。

「笑顔依存性」実践しよう

田辺さん

 祝賀会の朝、直接質問するご縁を賜り、会館に参詣された方が「来てよかった。また来たい」と思われる心掛けについてお聞きしました。

「和顔愛語です」と仰り、「笑顔と優しい言葉で接する。

人と接する時は意識しなくても笑顔になる『笑顔依存性』になるまで、笑顔を心がけていきましょう」と教えていただきました。

 建物はきれいで設備もよく、立派です。でも、中にいる人が排他的なら、「また来たい」とは思われません。

 バリアフリーであるべきは建物だけでなく、私たちの心もそうだと思います。どんな人も破闇満願の身に救われるために、建立された会館なのですから。

 近所の人と会館前で擦れ違い、笑顔で「こんにちは」と挨拶すると、相手はびっくりした顔でしたが、「こんにちは」と返してくれました。この積み重ねを大事にします。

 いちばん笑顔を実践されている「笑顔依存性」は、先生ご自身だと思いました。

自力、疑心が破られる

岩永さん

 座談会では、「破闇満願」とは「南無阿弥陀仏」の効能であり、大悲の願船に乗った絶対の幸福だとお聞かせいただきました。

 すると、ではどうすればその船に乗れるのかと思います。

 聞く一つで乗せていただけるとお聞きしても、「嫉妬や愚痴ばかりでは乗せてもらえないのでは」「もっと真剣にならないと」とか「どうして真剣になれないのか」と思います。

 しかし阿弥陀仏の本願は、そんな真剣になれない者を助けるというお約束。なのに仏法に真剣になれないのが私だと幾らお聞きしても、「でもやっぱり真剣にならないと助からないのでは」という心は消えません。

 これが自力の心(闇)とお聞きし、自分がいつも思っていることが自力の心だったと知らされました。南無阿弥陀仏にこの心の闇を破っていただくまで聴聞いたします。

編集後記

落慶座談会やその後の祝賀会で教えて頂いたことを、ご縁のあった学徒の人の感想を通して振り返りました。破って見せると阿弥陀仏が誓われた「闇」とはどんなことかよく心に留めて、聞かせて頂きましょう。

平生業成
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