今回は、顕正新聞令和4年2月1日号の記事を紹介いたします。

「何のための布施?」アニメの聖人に導かれ
1月10日、名古屋会館でのご下附式に参加したKさんは、実家が日蓮宗、嫁ぎ先は曹洞宗だという。どんなご縁で親鸞学徒になったのか。
3年前の春、自宅の郵便受けに届いたチラシを見て、一般会場での上映会に足を運んだ。そこで、仏法嫌いの日野左衛門が不満を漏らす場面に、身をのり出す。
葬式や法事で、訳の分からんお経を読んだり、たまに説教すれば、地獄だの極楽だのと死んでからのことばっかり言って、金を持っていく。そんな者、俺は大嫌いでなあ
(アニメ映画『世界の光 親鸞聖人 第4巻』より)
金銭だけ要求し、少しも法を説かぬ寺の坊主への日野左衛門の悪態に、思わずうなった。折しも、曹洞宗の住職が、寺の改築などで高額な布施を重ねて請求するので、「こっちは生活するだけで大変なのに、何のための布施なのかな」と思っていたからである。
さらに、そんな日野左衛門を諭された親鸞聖人のお言葉は意外だった。
どう生きるかも大切だが、なぜ生きるかは、もっと大事だとは、思われませんか
(アニメ映画『世界の光 親鸞聖人 第4巻』より)
どれほど懸命に生きても、最後は死なねばならぬ人生、「なぜ生きる」ほどの一大事はない。その答えを教えられたのが仏教と知り、盲点を突かれた思いがした。
聴聞を続け、宗派に関係なく、聞かねばならない真実と感じた。その年の降誕会で富山に参詣した際、二千畳の広さに息をのむ。厚い懇志が寄せられるのは、素晴らしい教えが説かれるからであり、仏法への布施は、税金のように強制的に集められるものではなく、尊い法を聞かせていただいた報謝と知らされた。
昨年末、親鸞学徒となり、「実家の父と、聖人のアニメを拝見しています。周りに伝えたくて、じっとしておれません。仏法のお友達もできて、今、すごく幸せです」と声を弾ませる。
編集後記
金銭だけ要求し、少しも法を説かぬ寺の実態は、親鸞聖人の時代だけではないのではないでしょうか。今日、親鸞聖人のみ教えを正統にお伝えしているのは、浄土真宗親鸞会しかありません。今後も名古屋会館で真実のみ教えを聞かせていただきましょう。